2017/11/05
正直、アニメかマンガの中の世界の出来事じゃないかと思ってしまう。
アニメというか小説では、Fate/Zeroの雨生龍之介。
マンガでは、ハンターハンターの ツェリードニヒ=ホイコーロか。
多分、こういう行方不明は公になっていないだけで、結構たくさんあるんじゃないかと思う。
以前、ちょっと読んだ、史村翔 (著), ながてゆか (著)のSILENCERとかにも、日本の行方不明者のことが描かれていた。
犯罪に巻き込まれたり、殺されている行方不明者も結構いると思う。
それにしても、ここまで酷い事件が起きたのは、ネットの普及が原因だなと、つくづく思う。
27歳の無職男性に、女子高生、あるいは成人女性が、実際に会って、殺されてしまう。
普通に考えれば、ありえないことだ。
以前、携帯電話によって人類はテレパシー能力を手に入れたと何かで読んだ。
全ての人間がテレパシー能力を手に入れた結果、今までならば交わることのなかった人間同士が接触できるようになってしまった。
異界の扉は開かれてしまった。
そして、生まれたときからネット環境がある今の10代、20代にとっては、ネット環境は現実社会と変わらないリアリティを持っている。
ネット環境は第二の現実社会となっている。
ただ、この第二の現実社会は圧倒的なスケールと高速性を持っている。
善意も悪意も、あらゆるものを光の速さで世界中に拡散させてしまう。
こんなものに小学生辺りから接触しているのだから、怖ろしいものだ。
小学生、中学生が扱うには、ネット環境は手に余るものだ。
車、酒、タバコ、全て成人まではいちおう禁止されている。
車はときには、運転をミスって人を殺すこともある。
だから、教習を受けて、免許を取らなければ車を運転できない。
車以上に、強大なパワーを持っていて、車以上に危険なネット環境に小学生の時分から、何の抵抗力も保たずに接しなければならない。
今の人達は、大変だと思う。
多分、俺みたいな人間は今の時代に生を受けたらまともに生きていないと思う。
正直、今の時代に10代を過ごさなくてよかったと思っている。