2016/07/31
かつて、漫画はずっと持ち続ける宝物だったが、今は消耗品ですらない。
中高生のころ、買った漫画や小説は、ずっと本棚に置いてあり、折に触れて読み返していた。自分の貴重な財産だった。
いつの頃から、漫画は読んだらすぐに古本屋に売るようになった。
何故か?
漫画の数が多くなり過ぎたからだ。
.本棚に収まらなくなったからだ。
新刊は、次々と発刊される。
読んでは売り、売っては読む。
やがて、漫画は買わなくなった。
ほとんど読まなくなった。
飽きたというか、感覚が麻痺した。
漫画を読みたいという気がなくなった。
たまに読みたいと思った漫画はTSUTAYAでレンタルして読む。
世に漫画は溢れている。その圧倒的な量に、俺の漫画を読みたいという感覚が麻痺してしまったのだと思う。