2013/11/23
働きたくない。
心からそう思うようになった。
いつ、そう思うようになったかは、はっきりしている。
年金の支給開始年齢が60歳から65歳に引き上げられたことを知ったときだ。
そして、定年が65歳まで延長された。
なぜ、支給開始年齢が65歳に引き上げられたか?
年金の財源が足りないからだ。
かつてない高齢化社会、年金を使う人間は増える一方なのに、年金を払う人間は減る一方だ。
年金の財源が足りなくなるのは当然だ。
年金の財源が足りないのだから、とるべき道は2つしかない。
支払う額を減らすか、より多く徴収するか。
この2つしかない。
そして、日本はより多く徴収する道を選んだ。
圧倒的多数の高齢者の数の力の前には、政治家には他に道は無かったのだろう。
年金支給額を減らすなんて言おうものなら、選挙で落選する。
かくして、少数派の年金支払い層は、より長い間、年寄りを支えることになった。
だが、私は、釈然としないものを感じた。
なんで、60歳から満額の年金を貰っている年寄りを、65歳まで働いて支えなくてはならないのか。
しかも、現役世代は65歳から年金を貰えないだろう。
すでに政府は70歳まで働ける企業を普及させようとしている。
おそらく、年金支給開始は70歳になるだろう。
そして、支給額も大幅に減るだろう。
それだけ、少子高齢化が深刻だということだ。
年金に限っていえば、自分よりも恵まれいている年寄りを支える人生。
そこに、疑問を抱くようになった。